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Apache Traffic Serverに複数の脆弱性 - アップデートで修正

キャッシュプロクシサーバ「Apache Traffic Server(ATS)」に複数の脆弱性が明らかとなった。開発チームでは最新版へ更新するよう呼びかけている。

起動時に権限が適切に解放されない「CVE-2024-50306」や、キャッシュキーの検証不備によりキャッシュポイズニング攻撃が可能となる「CVE-2024-38479」、ヘッダ処理によりクラッシュする「CVE-2024-50305」が明らかとなったもの。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2024-50306」のベーススコアを「9.1」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価。

のこる2件の脆弱性についても、CVSS基本値を「7.5」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。

開発チームでは、11月13日、14日にこれら脆弱性へ対処した「同10.0.2」「同9.2.6」をリリースしており、同バージョン以降へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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