Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バッファロー製ルータでボット感染が増加 - 脆弱なパスワード設定に起因か

バッファロー製の一部ルータで5月20日ごろよりボット感染が急速に広がっている。対象モデルのユーザーに注意が呼びかけられている。

情報通信研究機構(NICT)によると、5月20日以降、同社製ルータにおけるボットの感染が目立っており、翌21日には「WSR-1166DHPシリーズ」を中心に50件以上を感染を観測したという。

同機構とバッファローが連携して調査を行ったところ、同モデル以外にも「WHR-1166DHP2」「WHR-1166DHP3」「WHR-1166DHP4」「WSR-1166DHP3」「WSR-600DHP」「WEX-300HPTX/N」「WEX-733DHP2」の7モデルにおいて感染の疑いがあるという。

また「WEX-1166DHP2」「WEX-1166DHPS」「WEX-300HPS/N」「WEX-733DHPS」「WEX-733DHPTX」「WEX-1166DHP」「WEX-733DHP」「WHR-1166DHP」「WHR-300HP2」「WHR-600D」「WMR-300」の11モデルについても設計が似ており、攻撃対象になりうるとしている。

バッファローでは、ウェブ設定画面のパスワードが工場出荷時の状態より変更せずに利用していたり、推測しやすい文字列を利用している場合に、ボットへ感染するおそれがあると説明。

同社は対象となる場合、初期化を行い、再設定して利用するよう注意を喚起した。一部モデルについては、ファームウェアの更新もあわせて実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

フィッシング契機に第三者が端末操作、個人情報流出か - 共立メンテナンス
ランサム被害で写真や動画が流出、調査を実施 - 横須賀学院
委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を