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「Cisco Unity Connection」に深刻な脆弱性 - アップデートを提供

Cisco Systemsが提供するメッセージングやボイスメールのソリューション「Cisco Unity Connection」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同製品のウェブ管理インタフェースにおいて、認証なしにファイルをアップロードすることが可能となる脆弱性「CVE-2024-20272」が明らかとなったもの。

APIにおける認証やファイル検証の不備に起因し、基盤となるOSにおいてroot権限を取得され、任意のコマンドを実行されるおそれがある。脆弱性の悪用は確認されていない。

同社は、機密性、完全性、可用性への影響を「低(Low)」としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.3」にとどまる。一方、重要度については4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同社は、脆弱性を修正した「同14.0.1.14006-5」「同12.5.1.19017-4」をリリース。「同15」については影響を受けない。アップデートはダウンロードセンターにて提供しておらず、テクニカルサポートの窓口へ問い合わせるよう求めている。

(Security NEXT - 2024/01/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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