オープンデータサイトに掲載した調査結果に個人情報 - 東京都
東京都は、東京都オープンデータカタログサイトに掲載したアンケート調査結果に個人情報が含まれていたことを明らかにした。
都によれば、スタートアップとの協働に関するアンケートを実施し、調査結果を2022年2月4日より東京都オープンデータカタログサイトに掲載していたが、データファイル内に本来非公開とすべき約230人分の氏名、会社名、メールアドレスが含まれていたもの。
あらたに実施した調査の結果を掲載するため、2023年3月13日に過去のデータを点検していたところ、個人情報が含まれているのを発見し、削除した。
問題のデータはCSV形式のファイルで、サイト上で表示した場合はエンコードの関係で個人情報部分がいわゆる「文字化け」の状態だったとし、メールアドレスについては一部が隠れた状態で、判読にはセル操作が必要だったと説明。データをダウンロードした場合は、ローカル環境にて個人情報を確認できる状態だった。
データを公開していた期間中、関係者によるものも含め、データに対して777件のアクセスがあった。ブラウザより表示した件数、ダウンロードされた件数の合計で内訳はわからないという。問題の発覚を受け、都では対象者に謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2023/04/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
