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SOMPOホールディングスの海外グループ会社にサイバー攻撃 - サーバ7台が被害

保険ブローカー事業を展開するSOMPOホールディングス傘下のSOMPO Taiwan Brokersが、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社によると、8月18日にサーバ7台において内部のデータが暗号化されていることが判明したもの。同日現地法人より同社に報告があった。

現地法人ではネットワークを遮断し、システムを停止。8月23日の時点で顧客情報の流出や機密情報の外部流出は確認されていないが、セキュリティ事業を手がける同社グループ会社や現地専門家の協力のもと、被害の範囲や流出の有無など調査を進めている。

攻撃に関連する脅迫の有無など、ランサムウェアの関与については「回答を差し控える」として明らかにしていない。

被害の発生を受けて現地の行政機関や捜査当局、ブローカー協会に対して被害を届けており、国内においても金融庁に対して報告を行った。被害を受けたシステムについては、8月25日に復旧する見込み。

現地法人の事業継続において今回のサイバー攻撃による影響は出ておらず、グループ他社への影響についても否定している。

(Security NEXT - 2022/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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