Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセスで顧客のクレカ情報流出の可能性 - 教材販売サイト

進学塾向けの教材や教師用テキストを扱う通信販売サイト「CHUOHネットショップ」が不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報が流出し、一部が不正利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営する中央教育研究所によれば、2021年4月23日から2022年3月9日にかけて同サイトで決済をした2270人のうち、新規に登録されたり、情報を更新されたクレジットカード情報2930件が、外部に流出し、不正に利用された可能性があるという。

サイトの脆弱性を突く不正アクセスにより、決済アプリケーションを改ざんされ、クレジットカードの名義、カード番号、有効期限、セキュリティコードを窃取された。登録済みのクレジットカード情報を呼び出し、クレジットカード情報を入力していない場合は影響を受けないとしている。

3月9日にクレジットカード会社から同社に対して情報流出の可能性について指摘があり、同日カード決済を停止。外部事業者の調査は4月15日に終え、同日警察へ被害を相談するとともに、同月18日に個人情報保護委員会へ報告した。

対象となる顧客に対しては5月24日よりメールで報告と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2022/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
DBD攻撃で拡大、ランサムウェア「Interlock」に警戒を
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
ペット保険システムにサイバー攻撃、情報流出の可能性 - アクサ損保