2021年度の「JNSA賞」が決定 - 報道記者に特別賞も
日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、情報セキュリティの向上や同協会の活動に貢献した個人や団体を表彰する「JNSA賞」について、2021年度の受賞者を発表した。
同賞は、2006年より実施している取り組みで、情報セキュリティや同協会の知名度の向上に寄与した個人、団体、同協会ワーキンググループなどを表彰している。2021年度は2021年9月より候補者を募集。年明け1月の最終選考会で受賞者を決定した。
個人では、セキュリティ業界、関係省庁をはじめ、同協会と業界関係者との調整を担い、コンテンツ発行なども推進して協会活動の活性化を図ったJapan Digital Designの唐沢勇輔氏に贈られた。
またインシデント発生時における金銭的損害を算定した「インシデント損害額調査レポート」を取りまとめたインシデント被害調査ワーキンググループと、電子署名関連技術の調査や標準仕様の提案、普及啓発に取り組む電子署名ワーキンググループが受賞している。
さらに特別賞には、朝日新聞社編集委員の須藤龍也氏が選出された。セキュリティに関連する事件について実態を正確に記載し、信頼性の高い的確な報道を行っているとし、情報セキュリティに関する報道を質量ともに向上させ、国内のセキュリティに貢献したことを理由に挙げている。
このほか、大阪大学の山月達太氏、東北大学大学院の田中裕太郎氏、東京電機大学の栗原史弥氏がJNSA学生賞を受賞している。3月の同協会主催のシンポジウムで表彰式を行う予定。
(Security NEXT - 2022/02/08 )
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