11月のDDoS攻撃は前月から微増、2.7時間にわたる攻撃も - IIJ調査
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、11月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数、最大規模の攻撃いずれも前月を上回っている。
同社が提供するDDoS攻撃対策サービスでの検知動向を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃件数は559件。前月の547件から12件増加した。6月に879件を記録したが、以降は500件台で推移している。
1日あたりに換算すると18.6件となり、前月の17.7件を上回った。1カ月を通して見ると、おおむね5件から20件の間で推移しているが、11月20日には40件を超える攻撃を観測している。
同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、LDAPやDNSなど複数のプロトコルを用いたリフレクション攻撃。約236万ppsのパケットにより、約19.61Gbpsのトラフィックが発生したという。前月もっとも規模が大きかった約188万pps、約7.04Gbpsを大きく上回った。
同月にもっとも継続した攻撃は2時間42分にわたるもので、最大で488.40Mbpsのトラフィックが発生。SYNフラッド攻撃やUDPフラッド攻撃など複数の手法が用いられたという。

IIJが観測したDDoS攻撃の観測動向/div>
(Security NEXT - 2021/12/28 )
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