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マカフィー製品でシステムファイルを誤検知 - ブルースクリーンなど複数症状

マカフィーの一部セキュリティ対策製品において、Windowsのシステムファイルをウイルスとして誤検知する不具合が発生した。同社顧客企業の0.5%未満と一部個人ユーザーにおいて症状を確認しているという。

4月22日にリリースした一部定義ファイル「DAT(5958)」に不具合が生じたもので、「Windows XP SP 3」内のシステムファイル「svchost.exe」の一部バージョンを、マルウェア「w32/wecorl.a」として検知する。

対象製品は「McAfee VirusScan Enterprise 8.5i」「同8.7i」、OEMとして販売している「McAfee Total Protection Service 5.0」、コンシューマー向けに提供しているウイルス対策製品。

システムファイルが誤って削除されたり隔離された場合、「ブルースクリーン」が表示されたり、ネットワークやUSBが利用できない、再起動できないといった症状が出るという。

同社では問題を解消した「DAT(5959)」をリリースしており、最新版へのアップデートを呼びかけるとともに、不具合が生じた場合の復旧方法をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2010/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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