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CCIF、「Winny」による著作権侵害行為への対策をまとめたガイドライン - 行為者に啓発メールを発信

ISP事業者団体と権利者団体が運営する「ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF)」は、ファイル共有ソフトによる著作権侵害の対応ガイドライン案を取りまとめた。

同協議会は、ファイル共有ソフトによる著作権侵害行為への対策を検討しており、今回、ファイル共有ソフトユーザーに対して啓発メールを送付する際の手順をまとめたガイドラインを作成したもの。

同ガイドラインでは、ファイル共有ソフト「Winny」による著作権侵害を対象とし、著作権侵害行為が確認された場合、権利者団体がISPに対し行為の中止を促す啓発文書の送信要請を行い、それに基づいてISPが発信者に対し文書を送付する。ガイドラインではこの手順や遵守事項を定めている。

同協議会では、12月15日までパブリックコメントの募集した上でガイドラインを取りまとめ、2010年からガイドラインに基づいた活動を実施したいとしている。

ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会
http://www.ccif-j.jp/

(Security NEXT - 2009/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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