「ColdFusion」狙う攻撃が発生、早急に更新を - 適用優先度を急遽最高値に引き上げ
「ColdFusion」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなり、Adobe Systemsでは9月にアップデートを公開したが、一部脆弱性が早くも悪用されていることがわかった。同社は適用優先度を急遽引き上げ、利用者へ適用を呼びかけている。
無制限でファイルのアップロードが可能となり、コードを実行されるおそれがある「CVE-2018-15961」に関して、悪用されたとの報告を同社では認知しているという。
同社は同脆弱性に対し、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる9月11日にアップデートをリリース。
9件の脆弱性を解消したアップデートについて適用優先度を3段階中2番目にあたる「2」とレーティングし、30日以内を目安にアップデートするよう呼びかけてきたが、今回の事態を受け、急遽適用優先度を変更した。
「ColdFusion 2018」「同2016」に対し、適用優先度をもっとも高い「1」に引き上げ、可能な限り早く最新版へアップデートすることを推奨。ただし、「同11」については当初のレーティングを据え置き、「2」を継続している。

各アップデートと適用優先度(表:Adobe)
(Security NEXT - 2018/10/01 )
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