Adobe、「Adobe Flash Player」のセキュリティ更新を公開 - 脆弱性4件を修正
Adobe Systemsは、4件の脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」の最新版を公開した。パソコンやAndroidなど全プラットフォームが脆弱性の影響を受けるという。

セキュリティ更新を公開したAdobe Systems
今回の更新は、メモリ破壊が生じる「CVE-2014-0506」「CVE-2014-0507」をはじめ、セキュリティ機能がバイパスされる「CVE-2014-0508」、クロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2014-0509」を修正したアップデート。
同社は、「Windows」および「Mac OS X」向けに最新版となる「同13.0.0.182」を提供。最新版へアップデートできないユーザー向けに「同11.7.700.275」を用意した。
「Linux」向けの最新版は「同11.2.202.350」となる。「Chrome」や「Internet Explorer」に同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応し、「同13.0.0.182」を提供する。
また「Android」向けに「Adobe AIR 13.0.0.83」を公開。「Windows」や「Mac」向けにも「Adobe AIR SDK」の同バージョンを提供する。
今回のアップデートについて適用優先度を見ると、「Windows」や「Mac OS X」「Internet Explorer」や「Chrome」などのプラットフォームについては、3段階中もっとも高い「1」にレーティング。72時間以内のアップデートを推奨している。それ以外のプログラムについては、3段階中もっとも低い「3」に設定した。
(Security NEXT - 2014/04/09 )
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