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森永ヒ素ミルク事件の裁判関係資料を紛失、被害者455人の個人情報も - 厚労省

厚生労働省は、職員が地下鉄の車内で、1955年に発生した森永ヒ素ミルク中毒事件の関係者および被害者の個人情報が記載された裁判関係資料を紛失したことを明らかにした。

紛失したのは、裁判関係資料を綴ったファイル2冊。訴状の写しには原告関係者3人と、国以外の被告関係者10人の氏名および住所などが記載されていた。参考資料には、1979年当時の森永ヒ素ミルク飲用者証明書の交付対象者455人の氏名や居住市町村が記載されたリストが含まれる。

2月20日23時ごろ、職員が帰宅途中に東京メトロ丸の内線車内において、資料が入った紙袋を座席上の網棚に置いたところ、下車する際になくなっていることに気付いたという。同省では警察へ被害を届けるとともに原告へ謝罪。関係者への対応については、関連団体と協議を進めている。

(Security NEXT - 2013/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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