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ファイル共有ソフト「Cabos」や「WinMX」による違法アップロードで逮捕者

ファイル共有ソフトを通じて、ソフトウェアをインターネット上へアップロードし、不正に公開していたとして、10月に入り複数の逮捕者が出ている。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、ファイル共有ソフト「Cabos」で英会話教材「スピードラーニング英語」を7月に公衆送信していたとして、茨城県警が10月11日に都内の会社員を、著作権法違反容疑で逮捕、翌日送検した。

茨城県警の捜査員がサイバーパトロールで発見し、ACCSを通じて著作権を保有するエスプリラインに連絡、同社が告訴した。男性はアニメ作品などのアップロードでも逮捕されており、アップロードしたファイルは約2000ファイル、容量は555Gバイト相当にのぼると見られている。

また7月から8月にかけてファイル共有ソフト「WinMX」を利用してゲームソフトをアップロードし、不特定多数がダウンロードできるようにしていたとして、都内や静岡県、広島県の男性3人が、福岡県警によって10月15日に著作権法違反の疑いで逮捕されている。

(Security NEXT - 2012/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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