Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バックアップに利用した職員私用PCからファイル共有ソフトで情報流出 - 秋田市

秋田市上下水道局の職員が所有するパソコンがウイルスへ感染し、水道利用者の個人情報や口座番号などが外部へ流出していたことがわかった。

職員の私用PCがファイル共有ソフトを介してウイルスに感染し、パソコン内部に保存されていた業務データがインターネット上へ流出したもの。

流出したデータは2005年当時のもので、旧河辺町の水道利用者4059人分の氏名や住所、口座番号、メーター番号といった情報が含まれる。また松渕市営住宅の入居者38人分の氏名、電話番号、勤務先、部屋番号なども流出した。

いずれも市町合併時のデータ移行作業の際、職員が一時的にバックアップとして自宅のPC内に保存していたもので、作業終了後も削除せず残存したままだったという。8月20日に報道機関から指摘があり調査を実施、問題が発覚した。

今回の問題を受け、同市では外部のセキュリティ事業者へデータ拡散の防止を依頼するなど対策を講じたという。

(Security NEXT - 2012/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

核関連機関の端末が不正通信 - 核物質防護への影響は否定
元契約社員のPCからファイル共有ソフト経由で顧客情報流出 - NTT西
ファイル共有ソフト経由の個人情報流出、あらたに1万人が判明 - 秋田市
ファイル共有ソフト経由の個人情報流出、あらたに279件の被害が判明 - 秋田市
取引先関係者の個人情報がファイル共有ソフト経由で流出 - パナソニック関連会社
住所録がファイル共有ソフト経由で流出 - パナソニック
入口扉の暗証番号含むマンション情報がファイル共有ソフト経由で流出 - 大阪市水道局
個人情報含む業務メールが流出、ファイル共有ソフト経由か - パナソニック
ファイル共有ソフトへの流出原因は退職者、役員を処分 - リロHD
ファイル共有ソフトで個人情報約1万5000件が流出 - JA徳島市