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「Conficker」が再び活発化の兆し、外部メディア経由での感染に注意 - マカフィーまとめ

マカフィーは、5月におけるウイルスなどの検知状況を取りまとめた。オンラインゲーム関連のウイルスや、ウェブ経由の攻撃が依然として活発なほか、「W32/Conficker」が検知企業数ランキングに再登場するなどの動きが見られた。

同社がまとめたランキングによれば、検知企業数およびマシン数の1位はリムーバブルメディアのオートラン機能を悪用する「Generic!atr」で、同ウイルスがインストールするオンラインゲーム関連のウイルス「Generic PWS」「PWS-Gamania」も、ランキングの上位に入っている。

また、「Gumblar」を代表とするウェブ経由の攻撃も活発で、不正サイトへのリダイレクトを行うJavaScriptである「JS/Redirector.u」が検知企業数の5位とマシン数の10位に入っている。

さらに今回、「W32/Conficker」が企業数ランキングに再び登場した。これまでは、脆弱性対策を実施していない一部企業内で感染が広がる傾向があったが、リムーバブルメディア経由で感染する機能を持つ亜種により、再び流行する兆しが見られるという。

(Security NEXT - 2010/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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