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環境省の調査で収集された個人情報がShare経由でネット流出

環境省が実施する調査で収集された個人情報が、ファイル共有ソフト「Share」を通じて外部へ流出したことがわかった。同省では詳細を調査している。

流出したデータは、同省が2008年度に実施している「大気汚染に係る環境保健サーベイランス調査」で収集した個人情報。八戸市や秋田市、岐阜市の小学校21校分1342人分の児童情報が含まれ、氏名や住所、生年月日などが記載されていた。

同省が業務を委託したジイズスタッフの再委託先から、パソコンにインストールされたファイル共有ソフト「Share」を介してインターネット上へ流出したと見られている。1月1日に秋田県へ流出を指摘する匿名のファックスが届き、同県が7日に環境省へ通報。翌8日に委託先が流出を確認した。

同省では、流出原因となった業務委託先のパソコンや流出した情報について詳細を調べている。また自治体や教育委員会、小学校など関係者へ事情を説明し、謝罪する。

(Security NEXT - 2009/01/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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