Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数の脆弱性を修正した「WordPress 4.7.1」 - 「PHPMailer」の更新も

WordPressの開発グループは、複数のセキュリティに関する問題へ対処した「同4.7.1」をリリースした。すべての利用者に対して、早急にアップデートするよう強く推奨している。

今回のアップデートは、「同4.7」において判明した8件のセキュリティに関する問題へ対処したもの。2件の「クロスサイトスクリプティング(XSS)」に関する脆弱性を解消。

Flashファイルをアップロードした際やウィジェット編集モードにおける「クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)」の脆弱性のほか、「REST API」で投稿を行ったユーザーの情報が参照できる問題などを修正した。

さらにリモートよりコードが実行されるおそれがある「PHPMailer」の脆弱性に対処。すでにWordPressや著名なプラグインは影響を受けないことが判明しているが、脆弱性を解消した「PHPMailer」へと更新した。

また同アップデートではセキュリティ以外に関しても62件のバグを修正したという。さらに開発グループは、「同4.7.1」とあわせて「同4.6.2」をリリース。「REST API」に関する脆弱性を除く「同4.7.1」で対処した7件の問題へ対応している。

(Security NEXT - 2017/01/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を