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三菱東京UFJ銀の利用者情報流出、調査結果を発表

三菱東京UFJ銀行において、出会い系サイトへ振り込みを行った利用者の電話番号などが外部に流出した問題で、同行はその後実施した追加調査の結果を公表した。

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三菱東京UFJ銀行

問題とされる事故は、電話で口座情報を確認できる同行の「残高照会ダイヤル」に不備があり、出会い系サイト運営者などの口座に関する入出金明細が漏洩したもの。口座に振込みを行った利用者の電話番号が、架空請求詐欺に利用されたことが判明し、同行は2015年11月に事態を公表している。

同行では、口座への不正アクセスに関して、当初の発表で、2015年4月28日から10月28日にかけて47口座、約1万4000件が漏洩した可能性について言及。その後問い合わせが相次いだことから、調査対象の期間を拡大して調査を行っていた。

同行は、調査結果として当初判明した47口座以外の被害は確認されなかったことを明らかにした。一方、情報が漏洩した可能性が高い47口座に関しては、2015年4月27日以前に電話番号が漏洩していた可能性があるという。

同行では、振込依頼人名に電話番号を入力するなど心当たりがある利用者へ注意を呼びかけるとともに、心配な場合は同行窓口まで連絡するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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