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MS、不具合生じた月例パッチ「MS14-045」の修正版を公開

日本マイクロソフトは、8月の月例セキュリティ更新プログラム「MS14-045」に不具合が見つかった問題で、不具合を解消したプログラムをあらたに公開した。自動更新を有効にしていれば順次配信される。

不具合が見つかったのは、カーネルモードドライバにおいて特権の昇格が生じる脆弱性を修正する「MS14-045」。8月13日に公開した更新プログラム「2982791」をインストールすると、一部でコンピュータが異常終了したり、起動できなくなる不具合が生じていた。

同社では、問題を受けて「MS14-045」のアンインストールを推奨するとともに、修正版の準備を進めていたが、8月27日に不具合を解消した「2993651」の配信を開始した。自動更新機能を有効にしていれば、自動的にインストールされるため、特別な操作を行う必要はない。

問題が発生しなかったため古い更新プログラムをアンインストールしていない場合でも、新しいプログラムをインストールする必要がある。

適用時に古いプログラムは上書きされるため事前にアンインストールする必要はないが、新しいプログラムをインストールして再起動が完了するまでの間に問題が発生し、起動できなくなる可能性もあるとして、同社ではあらかじめアンインストールすることを推奨している。

(Security NEXT - 2014/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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