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DSソフト海賊版と「マジコン」販売で再び逮捕者 - 会員は2万5000人超

人気ポータブルゲーム機「ニンテンドーDS」の海賊版や動作に必要となる「マジコン」を販売していたとして再び逮捕者が出だ。

愛媛県警は、ネットオークションを通じてニンテンドーDSソフトの海賊版を販売していた愛媛県内で学習塾を経営している男性を、著作権法違反の疑いで12月1日に逮捕した。

コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、男性は今年10月3日、「スーパーマリオワールド」や「ポケットモンスタープラチナ」などのゲームソフトを無断で複製し、microSDカードなどに保存して販売。同県警捜査官のサイバーパトロールにより問題が発覚し、任天堂が告訴した。

男性は、マジコン「Cyclo」や「EDGE」を海賊版ソフトと組み合わせてヤフーオークションに出品。microSDカードには、ゲームデータが入手できる違法サイトの案内も行っていたという。

一方京都府警は3日、ネット上で海賊版ソフトを販売し、著作権法違反で11月に逮捕されている大阪府に住む男性を、公衆送信権侵害による同法違反容疑で再逮捕した。

同容疑者は、インターネット上にソフトウェアをアップロードし、会員に対して1本あたり500円程度でダウンロード販売を行っていたという。同サイトは先払い方式でソフトを販売しており、会員数は2万5000人、入金済みのVIP会員数も1万人を越えていた。

コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www2.accsjp.or.jp/

(Security NEXT - 2008/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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