Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

今月4件目の「Chromium」ゼロデイ脆弱性を悪用リストに追加 - 米当局

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は現地時間5月28日、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に「Chromium」の脆弱性1件を追加した。

スクリプトエンジン「V8」に判明した型の取り違えの脆弱性「CVE-2024-5274」を追加したもの。すでに「Chrome」や「Microsoft Edge」などで修正が実施されている。

「Chromium」に関しては、同脆弱性をはじめ、「CVE-2024-4671」「CVE-2024-4761」「CVE-2024-4947」など5月に入ってから4件のゼロデイ脆弱性が明らかとなっており、いずれも同リストに追加された。

「Chrome」や「Microsoft Edge」以外にも、「Opera」「Vivaldi」「Brave」をはじめ、「Chromium」をベースに開発されているブラウザは多岐にわたる。

派生ブラウザを利用している場合も、脆弱性の影響を確認し、必要に応じてアップデートを講じる必要がある。

(Security NEXT - 2024/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ウェブサーバにバックドア、DBの個人情報が窃取被害 - 楽待
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
2Qの脆弱性届出は99件 - ウェブサイト関連が倍増
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
Instagramアカ乗っ取り、フォロワーにDM - ブライダル会社
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック
「PowerDNS Recursor」にDNSキャッシュポイズニングの脆弱性