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3年前のメール誤送信を公表、匿名による指摘受け - 北九州市

福岡県北九州市は、メール誤送信による個人情報の流出が約3年前に発生していたことを公表した。匿名による指摘が複数回にわたり寄せられたという。

同市によれば、2015年6月26日に送信した「北九州市PCB処理監視会議」の傍聴案内メールにおいて誤送信が発生していたもの。氏名およびメールアドレス1件が2人に流出した。

同会議にあたり、メールによる案内を希望していた3人にメールを同報で送信した際、1人の送信先を誤って宛先に設定してしまったため、ほかの2人によって確認できる状態となった。

2017年12月下旬に、「2年くらい前にPCB関係の一斉送信メールで本人以外の氏名とメールアドレスが表示されていることを確認した」との指摘が匿名であったという。その後、具体的な指摘が再度あり、調査を行ったところ、誤送信していたことが判明した。

同市では、当初の指摘について匿名によるメールで内容が不明瞭だったため、内容を特定できずにいたと説明している。以降の会議で同様の問題は発生していないが、同市では再発防止に向けてチェック体制を見直すとしている。

(Security NEXT - 2018/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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