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元大学院生のPCから患者情報がファイル共有ソフト経由で流出 - 昭和大学病院

昭和大学病院の患者88人分の個人情報が、昭和大学に在籍していた大学院生の自宅パソコンから、ファイル共有ソフト「Winny」を介して流出していたことが明らかになった。

流出が判明したのは、2002年6月20日から同年8月12日の間に、同院小児科へ通院したり、入院していた患者88人の氏名、ID、生年月日、年齢、受診日などの個人情報。一部の患者は病名や血液検査結果なども含まれるという。

2003年3月まで同大学の薬学研究科に在籍していた大学院生の自宅パソコンから流出していたことが9月26日に判明し、同大学では対象となる患者と家族に対し説明と謝罪を行った。また、研究活動で個人情報を扱う際のチェック体制の見直しや、講習会の実施など、再発防止策を講じるという。

(Security NEXT - 2008/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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