Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IEゼロデイ脆弱性の影響大、解消するまで他ブラウザを - NTTデータ先端技術が検証

「Internet Explorer」に存在する未修正の脆弱性について検証を実施したNTTデータ先端技術は、システムへ与える影響が大きいことから、一時的に使用するブラウザを他ブラウザへ変更するよう推奨している。

問題の脆弱性は、「CMshtmlEd::Exec関数」の処理に存在するもので、メモリ破壊により任意のコードを実行されるおそれがある。Microsoftでは問題を把握しており、修正プログラムを準備を進めている。

今回脆弱性が明らかになったことを受け、NTTデータ先端技術では検証システムを用意。悪意のあるウェブページを閲覧させることにより端末上で攻撃コードを実行させてシステムを奪取、攻撃者がターゲットとした端末をリモートより制御可能となることを確認した。

同社は、今回の脆弱性についてシステムに与える影響が大きいと指摘。修正プログラムを適用するまで、一時的に使用するブラウザを変更することを推奨している。

(Security NEXT - 2012/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処