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大分市内の学習塾で生徒の個人情報が「Winny」で流出

大分市内にある学習塾「ITTO個別指導学院南大分校」の生徒に関する個人情報が、インターネット上へ流出したことがわかった。

同学習塾を運営するジー・ネットワークスの従業員が、無断で生徒の名簿を自宅に持ち出していたもので、パソコンにインストールされていたファイル共有ソフト「Winny」を経由でインターネット上へ流出した。

流出した個人情報は2009年9月時点での生徒41人分。氏名や住所、電話番号のほか、学校名や学年、授業プラン、授業料、入会日、年会費の徴収月といった情報が記録されていた。

同社によれば、7月7日に学習塾のフランチャイザーであり親会社のジー・コミュニケーションの同塾本部から報告を受け、同社では流出に気が付いたという。流出時期はわかっていない。

同社では、関係者を直接訪問して謝罪。またあらためて謝罪する書面を送付した。今回流出した個人情報が不正に利用されたといった被害の報告は受けていないという。

(Security NEXT - 2010/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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