Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Flash Player 10」ではクリックハイジャックなど複数の脆弱性を解消

アドビシステムズは、「Flash Player 10」の提供を開始した。最新版では機能強化に加え、複数の脆弱性を解消されている。

米Adobeのアドバイザリによれば、「同9.0.124.0」や以前のバージョンには、ユーザーが意に反してリンクやダイアログをクリックさせる「クリックハイジャック」の脆弱性が含まれるという。

また、クリップボードを利用した攻撃へ対応するためクリップボードAPIの変更が行われたほか、 ポートスキャンへの対応、クロスドメインポリシーファイルの対策強化など5種類の脆弱性を解消した。

これら脆弱性は、WindowsやMacなどすべてのプラットフォームに影響があり、同社では最新版となる「同10.0.12.36」へバージョンアップするよう推奨している。

アドビシステムズ
http://www.adobe.com/jp/

(Security NEXT - 2008/10/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ