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2014年3Qの情報漏洩事件は320件、JALが深刻度世界9位 - 米SafeNetまとめ

2014年第3四半期に国内外で公表された情報漏洩事件は、少なくとも320件にのぼり、前年同期から約25%増加したとのレポートを米SafeNetが取りまとめた。同社は深刻度による評価で、日本航空の不正アクセス事件を世界9位にランク付けしている。

同社が調査を実施し、漏洩したデータの種類や件数、原因、暗号化の有無などの指標によって漏洩の深刻度を算出、レポートとして取りまとめたもの。2014年7月から9月までに報告された全世界における情報漏洩事件は320件で、盗難や紛失などの被害に遭った個人情報やアカウント情報は1億8300万件以上だったという。

原因は、「悪意のある外部者」が320件中172件で半数以上にのぼる。被害に遭ったデータ件数では1億7383万5350件と全体の97%と大半を占めた。一方、「事故による紛失」が77件。「国家的犯罪」も24件発生した。漏洩事件の発生場所を地域別に見ると、199件で米国が最多。「英国(33件)」「カナダ(14件)」と続く。

(Security NEXT - 2014/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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