Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

4Qの脆弱性届出は163件 - ウェブサイト関連が約2.6倍

同四半期に届け出があったソフトウェア製品の種類を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が23件でもっとも多く、「ルータ(10件)」が続く。「オープンソースソフトウェア」に関する届け出は23件だった。

脆弱性の原因としては「ウェブアプリケーションの脆弱性」が33件で最多。次いで「その他実装上の不備(22件)」が多い。脆弱性がもたらす影響では、「任意のスクリプトの実行」が16件、「情報の漏洩」が10件だった。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は36件。「連絡不能開発者」としてあらたに公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と同じ251件となっている。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性としては「クロスサイトスクリプティング」が88件と82.2%を占めた。「SQLインジェクション」は3件だった。脆弱性がもたらす影響を見ると、「本物サイト上への偽情報の表示」が88件。「なりすまし」が7件となっている。

同四半期に修正を完了したウェブサイト関連の届け出は19件。そのうち84%にあたる16件は、ウェブサイト運営者へ脆弱性情報を通知してから90日以内に修正が完了したという。

(Security NEXT - 2025/01/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年12月7日〜2025年12月13日)
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超