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ファーストサーバの障害、一部除きデータ復旧「不可能」 - 損害賠償へ

ファーストサーバは、6月20日17時ごろにホスティングサービスで発生した障害について、一部を除きデータ復旧が不可能であるとし、サービス約款に従って損害賠償を行う方針であることを明らかにした。

同社では、障害発生を受けて外部業者をまじえてデータ復旧に取り組んできたが、共有サーバによるホスティングサービス「ビズ」「ビズ2」、およびクラウドサービス「EC-CUBEクラウドサーバ マネージドクラウド」について、データ復旧が不可能であると判断した。

また専用サーバについても、短期間の復旧は不可能で、数カ月を要すると説明。完全復旧は技術的に不可能で、復旧時のデータ精度や量についても「相当部分的なもの」になるという。同社は専用サーバのバックアップディスクを現状のまま保全し、今後は要望があった顧客のみ復旧作業を行う方針。

同社はこうした状況について謝罪し、顧客自身が保有するバックアップデータから再構築を実施するようアナウンス。またサービス約款に従い損害賠償を行うとして、時期や手続、方法について検討している。

(Security NEXT - 2012/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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