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定期刊行物の送付先名簿がネットカフェからWinny流出 - 真宗大谷派

真宗大谷派は、定期刊行物の送付先名簿が、ファイル共有ソフト「Winny」上へ流出したことを明らかにした。

流出したデータは、親鸞仏教センターの定期刊行物「アンジャリ」の送付先リスト3416人分で、5月18日から5月19日にかけて流出したと見られている。インターネットの掲示板に流出に関する書き込みが行われ、5月19日深夜に流出を指摘するファックスが届き、翌朝に被害を確認した。

その後のログ解析や聞き取り調査から、同センター職員が自宅で作業を行うためにUSBメモリを利用してデータを持ち出し、都内のインターネットカフェを利用した際に流出したことが判明した。

同法人によれば、宗教法人は個人情報保護法の対象外だが、自主的な対策として個人情報の持ち出しやファイル共有ソフトの使用の禁止するなど規定を設けていたほか、技術的な対策やセキュリティ研修など対策を進めてきたという。

同法人では、今回の事故を受けて関係者へ文書で謝罪する。また規定の見直しなど情報管理体制の強化を目指す。

(Security NEXT - 2008/05/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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