Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Dell製ネットワーク管理製品に複数の脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み

ネットワーク上のデバイスを検出し、監視や管理が行えるDellの「OpenManage Network Manager」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品において、認証不備の脆弱性や「CVE-2018-15768」、アクセス制御に問題がある「CVE-2018-15767」が明らかとなったもの。KoreLogicのセキュリティ研究者が発見し、2月にDellへ報告していた。Linux上で動作する「同6.2.0.51 SP3」が影響を受けるという。

同製品で利用する「MySQL」では、デフォルトの認証情報を使用。またルート権限で動作する「MySQL」に対してアクセス制御が行われておらず、悪意あるユーザーによってバックドアが設置され、ルート権限を取得されるおそれがある。

Dellでは、10月8日にリリースした「同6.5.3」においてこれら脆弱性へ対処。KoreLogicでは、脆弱性の詳細を明らかにし、「実証コード(PoC)」を公開している

(Security NEXT - 2018/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開