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原因は自動バックアップソフト - 日本原電の情報流出

日本原子力発電は、11月に発覚したファイル共有ソフト経由の情報漏洩事故について詳細を明らかにした。

問題の情報流出事故は、同社従業員が利用する私用パソコンから敦賀発電所の雑固体減容処理設備に関する技術資料や写真など業務関係資料がファイル共有ソフトのネットワーク上へ流出したもの。11月25日に外部の指摘により問題が判明し、同社では事故を公表、事故原因などを調べていた。

流出したデータは、同従業員が2007年6月に業務上の整理を行うため、個人所有のパソコンへコピーしており、同従業員はその後データを削除したものの、自動バックアップソフトによりデータが残存。2008年11月にウイルス感染が原因となり、流出事故へつながったという。

また同社によれば、流出した業務情報はすでに発表している482件のみで、調査によるあらたな流出ファイルは確認されなかった。

(Security NEXT - 2009/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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