「STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2017」がスタート - 「パスワードリスト攻撃」による被害軽減目指す
複数のサービスで同じパスワードを使い回さないよう呼びかける「STOP!!パスワード使い回し!!キャンペーン2017」がスタートした。キャンペーン期間は、8月31日まで。

複数サービスで同じパスワードを設定すると不正アクセスを受けるおそれも(画像:JPCERT/CC)
「パスワードリスト攻撃」による被害が発生していることから、JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が展開しているもの。
「そのパスワードを知っているのは、本当にあなただけですか?」とのメッセージとともに、IDとパスワードといった認証情報を複数のサービスで使い回すことの危険性を訴える。
認証情報を使い回している場合、なんらかの原因で認証情報が流出すると、流出した情報などを用いられ、別のサービスへ不正アクセスを試みる「パスワードリスト攻撃」を受けるおそれがある。
被害の軽減には、利用者による適切なパスワード管理も重要であるとし、対策を呼びかけるほか、キャンペーンの賛同企業を募集。現時点で、18の企業および組織が賛同しており、バナーや啓発コンテンツを掲載している。
(Security NEXT - 2017/08/02 )
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