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子どものスマホ利用、アプリなど利用制限する保護者は4割以下

子どもがスマートフォンを利用するにあたり、セキュリティ上の不安を持っている保護者が7割を超える一方、利用するアプリやサービスを制限している保護者は4割に満たないことがわかった。

トレンドマイクロが、スマートフォンを持つ子どもの保護者を対象に、3月30日から翌31日にかけてセキュリティに関する意識調査を実施したもの。保護者618人から回答を得た。

子どもがスマートフォンを利用するうえで、何らかのセキュリティ上の不安がある保護者は73.6%。「特になし」と回答した保護者は26.4%だった。具体的には、「不正アプリに感染してしまう」が40.6%で最多。「不正サイトに接続してしまう(35.3%)」「見知らぬ人と連絡を取ったり、直接会ってしまう(34.6%)」が続く。

子どものスマートフォン利用について家庭で決めたルールを見ると、「利用時間の制限」が56.0%で半数を超えたものの、「利用する場所、場面の制限」は35.8%、「利用するアプリやサービスの制限」は34.5%と4割に満たない。

人気ゲームに見せかけた不正アプリや、人気サイトになりすました詐欺サイトなど、子どもが被害に遭う可能性のある脅威について、6割前後の保護者が「知らない」と回答。約9割の保護者がセキュリティについて学ぶ必要性があると考えていた。

(Security NEXT - 2016/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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