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NASシステム「QTS」にパストラバーサルの脆弱性

台湾のQNAP Systemsが提供するNASシステム「QTS」に脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

今回明らかとなった「CVE-2015-6003」は、「パストラバーサル」の脆弱性。Mac OS XにおいてAFPプロトコルを有効にし、同プロトコルで「QTS」へアクセスした場合に、本来アクセスできないファイルへアクセスが可能となるもので、ゲストアカウントによりアクセスを受けるおそれもあるという。

「同4.1.4 Build 0910」および「同4.2.0 RC2 Build 0910」より以前のバージョンが影響を受ける。脆弱性を解消したファームウェア公開されており、セキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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