Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenSSLに複数の脆弱性 - 異常終了のおそれ

2014年に「Heartbleed問題」で注目を集めた暗号化ライブラリ「OpenSSL」に、複数の脆弱性が含まれていることがあらたに判明した。アップデートが公開されており、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

深刻度「中」とされる脆弱性は、DTLS(Datagram Transport Layer Security)プロトコル処理に関するもので、セグメンテーションにおける不具合「CVE-2014-3571」や、メモリリークの脆弱性「CVE-2015-0206」が存在するという。またこのほかに深刻度は「低」とされる6件の脆弱性が含まれる。

影響の範囲は異なるものの、「同1.0.1」「同1.0.0」「同0.9.8」のいずれも、すべてのバージョンが脆弱性の影響を受けるという。不正なDTLSメッセージを受信した場合、異常終了してサービス拒否に陥るおそれがある。

修正版として「同1.0.1k」「同1.0.0p」「同0.9.8zd」があらたに公開されており、セキュリティ機関はアップデートを推奨している。

(Security NEXT - 2015/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」の深刻な脆弱性、すでに悪用済み - 「MS Edge」も緊急更新
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
Cisco、セキュリティアドバイザリ17件を公開
ブラウザ「Chrome」に「クリティカル」の脆弱性 - 更新を
「SharePoint Server」の脆弱性悪用に要警戒 - 米当局が注意喚起
WPプラグイン「Network Summary」に深刻な脆弱性 - パッチ未提供
エレコム製無線LANルータ2機種に複数の脆弱性
エレコム製の複数無線LANルータに3件の脆弱性
「Apache Tomcat」にアップデート - 「同8.5」系は最後の更新