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カスペルスキー、Linux向けメールセキュリティ製品を発売

カスペルスキーは、法人向けセキュリティ製品「Kaspersky Security 8.0 for Linux Mail Server」を2013年1月31日に発売する。

同製品は、「Linux」「FreeBSD」で稼働するメールシステム向けのセキュリティ対策製品。スパムメールや、メール経由で侵入する悪意ある添付ファイルの隔離や削除を実現する。

最新版では、未知のマルウェアや脆弱性攻撃に対応する「ZETA Shield」を搭載。同社のクラウド基盤である「Kaspersky Security Network(KSN)」の最新情報をもとに保護できる。ブラックリストやホワイトリストの機能を強化し、組織向けのリストにくわえ、個人用リストの作成に対応した。

ブロックしたメールは、バックアップシステムに隔離。「Active Directory」「OpenLDAP」を使用している場合は、個々のユーザーがブラウザでバックアップ内容を確認できる。

またインタフェースにウェブコンソールを用意しており、ウェブブラウザから設定することが可能。「Amavisd-new」に対応し、「AMaViS」インターフェイスを使用して Linux のメールシステムと統合できる。

同製品は「Red Hat Enterprise Linux 6.2 Server」をはじめとする主要Linuxディストリビューションで利用でき、「Sendmall」や「Postfix」「qmail」などMTAとの統合に対応。1ユーザーあたりの参考価格は「Kaspersky Anti-Virus for Linux Mail Server」が2790円/年。「Kaspersky Anti-Spam for Linux Mail Server」は1860円/年。いずれも10ユーザーから導入できる。

(Security NEXT - 2012/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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