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国内のモバイルセキュリティ市場が高成長の見込み - 富士キメラ総研調査

モバイルデバイスの普及に伴い、国内のモバイルセキュリティ市場の急拡大が見込まれるとの調査レポートを、富士キメラ総研が取りまとめた。

セキュリティに関する製品およびサービスについて、国内市場の現状と展望を分析したもので、2012年以降、モバイルセキュリティ分野の市場規模は急速に拡大すると分析している。

モバイルウイルス対策ツールの2011年度の市場は44億円。2012年度は前年度比31.8%増の58億円で、2016年度の市場は2011年度比7.6倍の335億円に成長すると見込んでいる。なかでも、試験導入や小規模導入から本格導入へ移行していく法人向けの成長は著しいとしており、2016年には23倍の規模まで拡大すると予測している。

モバイルセキュリティ管理サービスの2011年度の市場は、前年度比3.5倍の21億円に拡大。2012年度は、前年度比2.1倍の44億円と見込まれる。現状、ユーザーは大企業が中心だが、今後は中小企業でも利用が進むとし、2016年度の市場は、2011年度比6.8倍の142億円規模へと成長を見込んでいる。

(Security NEXT - 2012/09/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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