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宛名印刷テストに預けた個人情報約2万件が委託先で所在不明に - 茨木市

大阪府茨木市は、住民2万548人分の個人情報が記録されたCD-Rを委託業者が紛失したと発表した。

所在不明となっているのは、2010年度の健康診断を受診しなかった2万548人分の氏名や住所、生年月日、整理番号などが保存されたCD-R。

同市では、特定健康診査を受診していない住民に対して受診を勧めるハガキを用意しており、宛名印刷時のテスト用として用意したデータだったという。同市保険医療センターがハガキ印刷業務を委託した東京法規出版へ6月12日に貸与したが、利用後に同社内で紛失した。

7月17日に本番用データと印刷物が同市に納品されたが、同社担当者がテスト用データを返却していないことに気付き、問題が判明。同社では、ディスクを誤って廃棄したとして同市へ報告書を提出した。

同市では今回の問題を受けて、委託業者への指導を徹底するとし、指名停止要綱に基づき、同社に対して厳正な処分を行うとしている。

(Security NEXT - 2012/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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