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W杯に代わって原油流出事故や経済関連スパムが増加 - シマンテックレポート

シマンテックは、7月のスパムメールの動向をまとめた。フィッシング攻撃やマルウェア添付スパムは減少したものの、スパムの割合は増加し9割を超えている。

同レポートは、同社が調査用に用意した200万件のアカウントを使用し、世界20カ国から収集したメールをもとに、スパムに関する傾向を分析したもの。7月の流通メールに占めるスパムの割合は91.89%で、6月の88.32%から上昇した。

一方、6月に増加傾向を見せたマルウェア添付スパムは減少。これにともない、容量10Kバイト以上のスパムが9ポイント減少した。

フィッシング攻撃も、6月から5ポイント下降したほか、フィッシングツールキットを使って作成されたフィッシングサイトについては60ポイント、URLにIPドメインが含まれるフィッシングサイトも48ポイント下落するなど半減し、全体的な減少傾向にあるなかで、特定URLに対する攻撃は10ポイント増加した。

(Security NEXT - 2010/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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