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ショートカット悪用される「Windowsシェル」の脆弱性、8月3日に緊急パッチ

「Windowsシェル」に深刻な脆弱性が存在し、「ショートカットファイル」のアイコンを表示することにより、悪意あるコードが実行される可能性がある問題で、マイクロソフトは、定例外となる8月3日にセキュリティ更新プログラムを公開すると発表した。

同社では7月17日にセキュリティアドバイザリを公開、定例外での提供も視野に入れ、脆弱性を解消するプログラムの開発を進めていることを明らかにしていた。今回8月3日に公開するプログラムについて、同社では深刻度を「緊急」と設定している。

今回の脆弱性は、アイコンの表示のみでコード実行が可能であり、すでに標的型のゼロデイ攻撃が確認されている。マイクロソフトでは、緩和策である「Fix it」を提供。また一部セキュリティベンダーでは、独自に開発した対策プログラムを公開し、ユーザーへ注意を呼びかけていた。

(Security NEXT - 2010/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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