Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットで盗難被害のクレカ情報、目立つ「不正トラベル」への悪用

インターネット上で窃取されたクレジットカード情報が、旅行関連の不正決済に悪用されるケースが多いとして日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が注意喚起を行った。

フィッシングメールやマルウェアなどを通じて不正に取得したクレジットカード情報を用いて、航空券や宿泊施設、テーマパークのチケットなどの購入に悪用する「不正トラベル」を多数確認しているとして注意を呼びかけたもの。

同センターによれば、犯行グループは日本国内の旅行に詳しい旅行代理店を偽装。割引などもちらつかせ、訪日希望の旅行者を誘引。

旅行の申込者に対して、窃取したクレジットカード情報で決済し、旅行を手配。その際に得た予約情報を旅行者に伝えて正規の予約を行ったと信じさせ、料金をだまし取っていた。

20181019_jc_001.jpg
「不正トラベル」の流れ(図:JC3)

(Security NEXT - 2018/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
「クレジットカード・セキュリティガイドライン5.0版」が公開
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
鹿児島農産品の通販サイトで個人情報流出の可能性 - クレカや認証情報も
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
経営者が想定すべきインシデント発生時のダメージ - JNSA調査
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導