Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「OpenAM」に「秘密の質問」を書き換えてPW変更が可能となる脆弱性

オープンソースで提供されている認証サーバ「OpenAM」に「秘密の質問」が書き換えられ、パスワードを変更されるおそれがある脆弱性が含まれていることが明らかとなった。脆弱性を修正するアップデートが提供されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同13.0」のユーザー向けセルフサービス機能において、セッション管理の脆弱性「CVE-2018-0696」が含まれていることが明らかとなったもの。

同製品へログインできるユーザーが脆弱性を悪用することで、「秘密の質問(Security Questions)」を不正に書き換え、パスワードを変更することが可能になるという。

同脆弱性は、オープンソース・ソリューション・テクノロジの岩片靖氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

OpenAMコンソーシアムより、脆弱性を修正するアップデートが提供されているほか、緩和策として「秘密の質問」を利用したパスワードリセットの無効化が案内されている。

(Security NEXT - 2018/10/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性