Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

クラウドファンディング参加者の個人情報含むURLが流出 - アニソン野外イベント

アニメソングの野外音楽イベント「Re:animation」を運営するリアニメーションは、クラウドファンディング参加者の個人情報が流出したことを明らかにした。

同社によれば、「Re:animation11」のクラウドファンディングに参加した401人分の個人情報へアクセスするためのURLが、10月1日23時にインターネット上の匿名サイトおよび匿名投稿サイト上へ投稿されたたもの。同社スタッフが同日23時半ごろ発見したという。

同URLを通じて、同社が業務システムの共有フォルダ上に保存されていた取引情報や、クラウドファンディング支援者リストのPDFファイルが流出した。同ファイルには、クラウドファンディング参加者の氏名、住所、電話番号、購入商品などが含まれる。

同社では本来、共有フォルダにアクセス制限を設定し、個人情報など含むファイルを保存しないルールとなっていたが、イベントのためスタッフが一時的にファイルを保存。外部よりアクセスできる状態で、何者か同社業務システム内にファイルへアクセスするためのURLを書き込み、インターネット上に転載したものと見られている。

同社では共有フォルダへのアクセス制限を変更。URLが投稿されたサイトの運営者に対し削除を依頼した。また今回の問題を受け、同社では関連する顧客へ個別に連絡したほか、外部サイトへ情報を転載した人物について法的措置も視野に対応を進めるとしている。

(Security NEXT - 2018/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
メール記載のリンク先を誤設定、個人情報が流出 - 岐阜県
案内メール誤送信で顧客のメアド流出 - 東京サマーランド
神戸市、個人情報の不正操作で職員処分 - 保険料増額の通知から発覚
アップデートしたシステムの不具合で会員情報が閲覧可能に - JBBF