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「Movable Type」旧版、ライブラリに起因するXSS脆弱性 - 2016年に修正済み

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Movable Type」の旧バージョンにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が含まれていることがわかった。2016年に実施したアップデートで修正済みだという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同6.2.4」および以前のバージョンにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2018-0672」が含まれていることが判明したもの。ウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。

脆弱性について指摘を受けたシックス・アパートは、同脆弱性がPHP向けのデータベース抽象化ライブラリ「ADOdb」に発見されたXSSの脆弱性「CVE-2016-4855」に起因するものと説明。2016年9月にリリースした「Movable Type 6.3.1」で対応済みとしている。

また脆弱性が含まれる「同6.2.4」より以前のバージョンに関しては、同ライブラリを含むディレクトリを削除することにより脆弱性を緩和できるとしている。

(Security NEXT - 2018/08/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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