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カード会員向けサイトにPWリスト攻撃、アカウント945件がログイン許す - アプラス

アプラスが提供するクレジットカード会員向けウェブサービス「NETstation*APLUS」の一部アカウントにおいて、本人以外の第三者による不正ログインが行われ、会員情報を閲覧された可能性があることがわかった。

親会社であるアプラスフィナンシャルによれば、8月19日から23日にかけて、同サービスで第三者が本人のアカウント情報を用いて不正にログインする被害が発生したもの。アカウント945件がログインを許し、氏名を閲覧された可能性があるという。

くわえてこのうち939件ではメールアドレス、最大298件では口座情報、12件では自宅の住所、電話番号、携帯電話番号、会員番号、7件では家族会員の氏名が閲覧された可能性がある。

本誌の取材に対し、同社は今回の不正アクセスについて、ログインの試行回数と成功回数の割合から、攻撃者が何らかの方法で入手したアカウント情報を用いる「パスワードリスト攻撃」だったと説明。同社経由の情報流出について否定した。ただし、具体的な試行回数についてはコメントを避けている。

今回の問題を受けて同社は、不正アクセスの発信元となった特定IPアドレスからのアクセスを遮断。不正ログインされたアカウントについては停止し、利用者に再登録を要請している。

(Security NEXT - 2018/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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