Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

車載ネットワークのハッキングコンテストで優勝 - イエラエ佐藤勝彦氏

イエラエセキュリティで副社長を務める佐藤勝彦氏が、「DEFCON 26」内で行われた車載通信ネットワークのハッキングコンテスト「Karamba Challenge」で優勝した。

20180822_ie_001.jpg
同イベント優勝時の模様。中央が佐藤氏

同イベントは、イスラエルのKaramba Securityが主催したハッキング技術を競うコンテスト。暗号化通信を行う車載ネットワークを模した機器をラジコンカーに搭載し、ステアリングやアクセル操作のコントロールを奪う課題で争った。

同コンテストでは、セキュリティレベル別に全5ステージを出題しており、2日半の日程を予定していたが、初日に全問をクリアし、優勝を決めたという。

同氏は、セキュリティ診断用に開発したECUを利用。暗号されたパケットの復号化には至らなかったものの、不正パケットの処理にバグを発見。暗号化された状態のパケットを分析し、リプレイ攻撃やタイミング攻撃を用いて制御パケットを送信、ラジコンカーの制御を奪うことに成功した。

(Security NEXT - 2018/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

11月に「CODE BLUE 2024」が都内で開催 - トレーニングと講演で7日間
アジア地域の若年層向けCTF大会「ACSC 2024」が3月下旬に開催
「SECCON CTF 2023」が開催 - 米韓混合チームが優勝
まもなく「CODE BLUE 2023」が開催 - 創立者が語る注目ポイント
「SECCON CTF 2023」の予選参加登録がスタート - 週末開催へ
NEC、学生向けにオンラインCTFを開催 - 従業員も参加、交流会も
「SECCON CTF 2023」決勝は12月に都内で - 予選は9月を計画
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞を発表 - 早大教授の森達哉氏ら受賞
若年層向けCTFのアジア選抜予選、「ACSC 2023」がまもなく開催
「SECCON CTF」が3年ぶりにリアル開催 - 1点差の接戦も