Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ファーストサーバで長期障害、10日10時の時点では安定稼働 - データ消失や流出は否定

ファーストサーバが提供するレンタルサーバサービス「Zenlogicホスティング」において6月19日以降、断続的に利用しづらい状況が発生している。7月9日深夜にメンテナンスを完了し、翌10日10時時点では安定稼働しているという。

20180710_fs_001.jpg
障害が発生した「Zenlogicホスティング」

同社によると、6月19日9時15分ごろより、冗長構成のストレージシステムにおいてデータ入出力が一部システムに偏り、高負荷がかかる状態が発生したもの。約3週間にわたり断続的にサービスが利用しづらい状態に陥った。

影響を受けたのは、ヤフーのIaaS型クラウド基盤を利用している「Zenlogicホスティング」。同サービスの契約数は約3万件で、そのうち一部が影響を受けたが、具体的な契約数などは明らかにされていない。

6月19日以降、ストレージシステムの増設やパラメータの変更など、対応を進めてきたが障害は解消せず、7月6日以降はすべてのサービスを停止。メンテナンス作業を進めていた。

(Security NEXT - 2018/07/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
ランサム被害、本番環境への影響がないことを確認 - フュートレック
特別支援学校で生徒の個人情報含む書類が所在不明 - 埼玉県
先週注目された記事(2024年3月31日〜2024年4月6日)
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
システム障害で製品供給に影響、サイバー攻撃に起因か - HOYA
ランサム被害で情報流出のおそれ、調査を継続 - フュートレック
障害者の個人情報含むファイルを事業者に誤送信 - 横須賀市
小学校サイト掲載の学級通信に要配慮個人情報 - 豊田市
クラウドサービスに不正アクセス、データが削除される - PCIソリューションズ