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顧客情報約4600件が委託先元従業員のPCから流出 - NTT西

NTT西日本の委託先である関連会社において、元契約社員の私有PCから顧客情報4594件がファイル共有ソフトを介して流出していたことがわかった。

流出が判明したのは、奈良支店が取り扱っていたおもに奈良県エリアの顧客情報。顧客名や住所、電話番号など、個人顧客4464件や法人顧客130件のデータが含まれる。同社の説明によれば、4594件のうち4588件についてはパスワードがかけられていたという。

2003年当時、営業業務を委託していた旧NTTマーケティングアクトみやこ(現NTT西日本-みやこ)の契約社員が、自宅のパソコンに顧客情報を保存。ウイルスに感染したことから、ファイル共有ソフトを介してネットワーク上に流出した。

今回の流出は、社内調査で判明したもので、現在まで流出した情報の不正利用などは報告されていないとしている。同支店では、関係者へ謝罪の書面を送付するなど個別に対応する。また委託先や従業員に対し、業務情報の持出禁止やファイル共有ソフトの使用禁止などを再度徹底する。

(Security NEXT - 2008/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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